裏ごし器がなくても大丈夫!家にあるもので代用する方法【プロが解説】

包丁・調理器具
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裏ごし器がないと困る?でも大丈夫です

「レシピに『裏ごしする』と書いてあるけど、裏ごし器なんて持ってない…」
そんな経験、ありませんか?

私は和食の現場で長年働いていますが、裏ごしという作業は栗きんとんや芋餡、白和えの衣、出汁の仕上げなど、和食の「なめらかさ」を作るうえでとても大切な工程です。
ただ、家庭で裏ごし器をわざわざ用意するのは正直ハードルが高いですよね。値段もそこそこしますし、収納場所も意外と取ります。

実は、裏ごし器がなくても、家にある道具で十分代用できる場面はたくさんあります。
今回は、現場での経験も交えながら、裏ごし器の代用方法を5つご紹介します。

裏ごし器の代用品5選

1. ザル+木べら(またはしゃもじ)

最も手軽で、多くのご家庭にあるのが「ザル」です。目の細かいザルに食材を入れ、木べらやしゃもじの背中で押し付けながらこすりつけることで、裏ごしに近い仕上がりになります。

向いている料理: かぼちゃや芋類のペースト、栗きんとんなど、繊維がそこまで強くない食材

ポイントは、ザルの目が細かすぎないものを選ぶこと。目が細かすぎると、力を入れても食材が通りにくく、かなり時間がかかってしまいます。

2. 万能こし器

味噌汁や出汁を取るときに使う「万能こし器」も、実は裏ごしの代用として活躍します。網の部分にしっかり食材を押し付けることで、裏ごし器に近い細かさが出せます。

向いている料理: 出汁の仕上げ、卵液をなめらかにする(茶碗蒸し・卵豆腐など)

すでに万能こし器をお持ちのご家庭は多いと思いますので、まず試していただきたい方法です。

3. フードプロセッサー・ブレンダー

量が多い場合や、なめらかさを早く出したい場合は、フードプロセッサーやブレンダーで一度ペースト状にしてから、ザルなどで軽く繊維を取り除くと、効率よく裏ごしに近い仕上がりになります。

向いている料理: かぼちゃのポタージュ、芋類のペースト、離乳食のすりつぶしなど量が多いもの

ただし、フードプロセッサーだけだと繊維が完全には取り除けないため、「滑らかさが命」という料理(白和えの衣など)には少し不向きです。

4. 茶こし(細かい網のもの)

少量を、より細かく仕上げたいときは茶こしが便利です。網が非常に細かいため、卵液や出汁など液体に近いものの裏ごしに向いています。

向いている料理: 卵液、ソース、出汁の最終仕上げ

固形物が多いものを無理に通そうとすると時間がかかりすぎるので、液体寄りのものに使うのがおすすめです。

5. すりこぎ+目の細かいザル

すり鉢・すりこぎをお持ちの方は、一度すり鉢で食材をすってから、目の細かいザルで仕上げに裏ごしすると、かなり滑らかな状態に近づけられます。

向いている料理: 白和えの衣、和え物のベースなど、なめらかさを重視する和食

代用品ごとの向き不向き(用途別まとめ)

用途おすすめの代用品
離乳食(少量・なめらかさ重視)万能こし器、茶こし
かぼちゃ・芋類のペースト(量が多い)フードプロセッサー+ザル
白和えの衣・和え物すりこぎ+目の細かいザル
出汁・卵液の仕上げ茶こし、万能こし器

代用には限界もあります

ここまでご紹介した代用方法は、日常的な料理には十分対応できます。ただ、正直なところ、以下のような場面では「やっぱり専用の裏ごし器があると楽だな」と感じることが多いです。

  • 大量の食材を一気に裏ごししたい(おせちの栗きんとんなど、まとめて作るとき)
  • 毎回の力作業が負担に感じる(裏ごし器は手数が少なく済みます)
  • 仕上がりの滑らかさを、より上のレベルで求めたい

特に、年に数回でも「なめらかさが命」の料理を作る機会がある方は、専用の裏ごし器を1つ持っておくと、作業時間が大幅に短縮できます。実際に使ってみると、代用品では出せない滑らかさと、作業の速さの違いを実感できると思います。

おすすめの裏ごし器: 貝印 SELECT100 裏ごし器

専用の裏ごし器を選ぶなら、まずおすすめしたいのが貝印 SELECT100 裏ごし器です。

ステンレス製で耐久性が高く、家庭用としてちょうど良いサイズ感。網目も細かく、栗きんとんや芋餡などをなめらかに仕上げたいときにしっかり力を発揮してくれます。専用のヘラもセットになっているものが多く、買ってすぐに使い始められるのも嬉しいポイントです。

ザルや万能こし器での代用に「もう一歩の滑らかさ」が欲しいと感じたら、ぜひ候補に入れてみてください。

まとめ

裏ごし器がなくても、ザルや万能こし器、フードプロセッサーなど、家にある道具で多くの料理に対応できます。まずは手持ちの道具で試してみて、「もっと滑らかにしたい」「もっと効率的にしたい」と感じたタイミングで、専用の裏ごし器を検討してみるのがおすすめです。

道具を揃えることが目的ではなく、おいしい料理を作ることが目的です。今ある道具を上手に使いながら、ぜひ和食作りを楽しんでみてください。

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