パンが食べたい!そんな衝動に駆られて、すぐやりたくなってしまいました。おいしいふわふわの食パンを作るために、材料をそろえてきたのです。
我が家で大好評の食パンのレシピをシェアさせてください。
【材料】
- 粉(強力粉)・・・500g
- 砂糖・・・10g
- 塩・・・10g
- ラード・・・10g
- イースト・・・5g
- モルト・・・2g
- 水・・・350g
※準備
・この日は、気温が30℃でしたので、粉と水はあらかじめ冷蔵庫で冷やしておきます。(粉温度は11℃、水は10℃でスタートしました。)
・モルトはあらかじめ少量のお水で溶いておきます。
・加水するお水に分量の砂糖とモルト水を溶いておきます。
【作り方】
1.ボールに、強力粉、準備で用意しておいた、砂糖入りモルト水を入れ、混ぜ合わせます。
2.ざっくりと混ぜ合わせたら(グルテンが出るまで混ぜ合わせる必要はありません)、上にイーストを振りかけ、ラップか濡れふきんをかぶせて15分そのまま置いておきます。
軽く粉と水分を合わせておいておくことを”オートリーズ”と言って、勝手に粉分と水分が混ざり合って滑らかになります。余分な力がいらず、その間違う作業ができますので時短になります。
3.時間が来たら、軽く生地とイーストを混ぜ合わせてから、塩を入れ、練っていきます。


よく、練ってグルテンを出して生地を作っていきます。
4.グルテンが出てきてかなり粘りとコシが出てきたら、ラードを入れます。ラードは食べたときの触感がサクッと切れが良くなるので入れます。さらに練ります。


生地をつかんで指で伸ばすと、生地が薄ーく、網目のような模様が見えてきます。穴が開いたところがギザギザしてくる感じまで練りこんだら、こねる作業は終了です。
こね揚げ温度は26℃を目安に捏ね上げてください。

※この時は、こね揚げ温度が27℃まで上がってしまったのでラップして冷蔵庫に入れました。
5.一次発酵です。1時間そのまま寝かせます。

倍くらいに膨らみます。
6.パンチという作業、ガス抜きをします。



小麦粉を麺台に振りかけて、生地を置きます。手首のスナップを聞かせて、”バンバン”と2回ほどたたいて一気に生地にたまったガスを抜きます。
この作業をすることで、力強い生地に仕上がります。
7.きれいに折りたたんで、表面の生地を張らせるようにしてボールに戻します。ここで、またラップか濡れふきんをかぶせて、40分おいておきます。
生地の温度が、26℃を保てるくらいの温度帯の場所に置いておきます。

醗酵後

8.パンの型にラードを塗って準備しておきます。生地を適当な大きさに切り分け、表面を張らせるように形を整えます。



9.型に生地を詰めます。

10.ラップか濡れふきんをかけて、1時間発酵させます。

※ この間に準備としてオーブンを250℃で予熱温めしておきます。
11.焼成
オーブンにパン生地を入れ、180℃に設定しなおして約25分から30分目安に火を入れていきます。(今回の生地の量ですとこの温度でこのくらいの時間帯で火が入ると思います。生地の量によって適宜調整をしてください。)
12.焼き上がり
焼きあがったらすぐに、高めの高さから型ごと台にドスンと落として、中の熱い空気を抜いてあげます。室温と生地の温度差がありすぎるとパン側面が内側に折れ曲がってしまうことにつながるので、この作業をしてから、刷毛でラードを塗りすぐ型から外します。


冷まして、食べやすい大きさに切って出来上がりです。


【余談】
今回は、強力粉の”カメリア”を使ったのですが、一回前にフランスパンで使う”リスドォル”を使ってやってみました。ふくらみは変わらなかったのですが、”リスドォル”の方がきめが粗めで、ふわふわ感が少ない印象でした。好みにもよりますが、食パンを作るのでしたらリスドォルのような順強力粉よりもカメリアのような強力粉を使った方がふわふわ、もちもちした生地になるのかなという印象でした。とっても勉強になりました。

※リスドォルで作った食パンです。
【実食・感想】
ふわふわとくちどけがよく、優しい味わいでとってもおいしく仕上がりました。子供たちも次々に手を出してくれて間食しました。
そのままでも、当然おいしいのですが、トーストしても香ばしさが加わってさらに違うおいしさを味わえます。
何より、使っている食材がシンプルですので、安全、安心に召し上がってもらえると思います。
少し、作るまで時間かかりますが、こねる作業は子供たちともできますし、お休みの日にみんなで作り上げると楽しいと思います。ぜひ試してみてくださいね。